多くの一般の人に表現に参加してもらい、それらの表現をむすび付けて大きな作品を制作し展示発表していくプロジェクトです。
今回は人と道具と歌舞伎町との関係を見直すために、また、歌舞伎町が持つ「人間力」を目に見えるようにするために、みなさんに歌舞伎町にある物や家電などの道具になりきって顔を作ってもらい、その顔を道具に付けて付喪神として絵巻や映像のなかに登場させます。
皆さんには顔を使った表現者として参加していただくだけでなく、物になりきること、壊れてもいないのに機能が古くなると捨てられてしまう現代の道具たちの宿命に思いを馳せていただきたいと思っております。
また、それだけでなく付喪神からは歌舞伎町の別の側面を発見することもでき、歌舞伎町の魅力発見にもつながることでしょう。
顔で表現するといっても、顔をそのまま作品に使うわけではなく、付喪神変換(付喪神の絵のようにグネグネの線画で表現)されるので、あまり恥ずかしくはありません。是非、顔表現者としてご参加ください。参加は会期中いつでも受け付けております。
むすびめくんとは「もの」と「人」をむすんで「付喪神」にできるというかわいいロープの付喪神です。 むすびめくんは、不思議な能力で仲間の付喪神を生み出すことを通じて、人と道具と自然をむすび、世の中の調和を取り戻す ことを使命と考えています。
長い年月を経て「もの」が命を得て妖怪となった存在のこと。本プロジェクトでは、「もの」と 「人」をつないでつくるアートイラストのことを「付喪神」と呼んでいます。
付喪神のイラストができるまで
ボウリングのピンの気持ちになって写真を写します。
それを個性的な線画に変換します。二つをむすびつけて、つくもミラノができあがります。