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むすびめくんのお話
むすびめくんの歴史
むすびめくんⅠ世
伊豆の山の中の一軒家で使われていた物干しロープだったが、優しい声に導かれて命を宿し旅に出る。
旅の途中で、浮き輪ちゃんとの出会いと別れを経験する。
唐箕のおじさんから、おまえは付喪神のようだが、全く怖くないので、不思議な奴だと言われる。旅を続けて、西新宿の思い出横丁に行きつく。
全ての物には、魂が宿っており、それが人間に警鐘を鳴らすために現れてきたものが付喪神だということを知る。また現代では、多くの物たちが人間を恨んで、付喪神に成りかかっている事にも気づく。浮き輪ちゃんと再会し、自分は自然や道具を大切にしない人間に恐怖を与えるのではなく、可愛らしさと愛で、人に間違いを悟らせることを天命とする新しい付喪神、むすびめくんであることを知る。
地球を救うために、多くの仲間を増やす方法として、付喪神になりそうなものたちを、むすびめくんに変える霊力を見に付ける。自分のロープの端をちぎって、むすびめくんⅡ世を生み出す。
むすびめくんⅡ世
むすびめくん一世の業績をまとめ、生まれてきたむすびめくんを教育するための学校を、伊豆の山の中に開校する。
目黒の商店街みよし通り商店街で、むすびめくん卒業試験制度を整え、その制度を使って、数多くの優秀なむすびめくんを輩出する。人間に愛をなどという生易しい方法を嫌う付喪神によって暗殺される。暗殺された時に、ロープの端がちぎれて、むすびめくんⅢ世が生まれる。
この秘密を知るむすびめくんは、数少ない。また、物をむすびめくんにする能力は、直系のむすびめくんしかもっていない。
むすびめくんⅢ世
ぐるぐるむすびめくん一世の孫であることは知らずに学校で勉強をしていた。学校では、フツーの目立たないむすびめくんであった。卒業試験でみよし通り商店街に行き、八百屋さんで修行をする。修行の中で、ピーコちゃんむすびめくんときりんくむすびめくんに出会う。
卒業後は西新宿でむすびめくんとしての使命を果たすべく、付喪神になりそうなものを見つけて、むすびめくんにする活動を続ける。卒業後にみよし通り商店街が付喪神に荒らされたという話を聞き、商店街を救いに行き、みよしちゃんむすびめくんが生まれる。